健康マメ知識~結核を予防しましょう~
結核を予防しましょう
結核は「結核菌」という菌が原因となって起きる病気で、咳やくしゃみで空気感染する感染症です。結核は過去の病気と思われがちですが、近年、過去に罹患した方が潜伏期間を経て、高齢化による免疫力の低下に伴って再び発症するケースが多くなっています。
全国では年間1万人程度の新規結核患者が発生し、約1,500人が亡くなっています。感染者のうち、60歳以上の方が約7割、80歳以上の方では約4割を占め、高齢者の方の罹患率が高くなっています。
香川県でも年間60人程度の新規結核患者が発生しています。
こんな時は病院へ
結核の初期症状は、風邪とよく似ています。こんな時は病院へ。
☆咳が2週間以上続くとき
☆微熱が続く
☆急に体重が減る
☆痰が出る
☆体がだるい
高齢者の場合、自覚症状が非典型的な場合も多く、自身や家族も症状に気付きにくいため、結核発症時に発見が遅れやすくなります。個人だけではなく、家族への感染や社会へのまん延を防ぐためにも、早期発見・早期治療が大切です。
医療機関での定期健康診断や、町の結核・肺がん検診の機会を利用して、年に1回は、胸部レントゲン検診を受けましょう。
更新日:2025年09月02日