「身寄りのない方に関わる支援者・機関のためのガイドライン」を作成しました!
このたび、多度津町と社会福祉協議会が協議し、各団体にもアドバイスを頂きながら作成した「身寄りのない方に関わる支援者・機関のためのガイドライン」が完成いたしました。
ガイドラインの対象となる方
・家族や親族がいない方
・家族や親族に連絡が取れない方
・家族や親族の支援が受けられない方
支援に関わる機関や関係者の方は、このような背景のある方への支援を行う際に困難を感じる場合等に本ガイドラインをご活用ください。
ガイドラインの目的
多度津町においても単身世帯・高齢者世帯が増え、「家族が居ても遠方のために直接の支援が得られない」「家族と連絡がつかない」などのケースが増加しています。
令和4年に多度津町社会福祉協議会が町内の支援者(ケアマネジャー、相談支援専門員、民生委員、入所施設、病院)へアンケート調査を行った結果、数年(2~3年)のうちに対応した身寄りのないケースが約20件あり、医療や介護の様々な場面で「困り事」に直面していたことがわかりました。
また、アンケートをもとに開催した「おもいやりネットワーク 会議」では、特定の支援者へ負担の偏りがあるためチームでの対応が必要であること、本人の意思決定を支援することの大切さと難しさに関する意見がありました。
身寄りのないこと、家族や親族がいても直接的な支援を期待できない状況は、珍しいことではありませ ん。たとえ身寄りがなくても、必要な医療を受けたり、介護サービスを利用することは当然の権利として保障されなくてはなりません。また、支援者側もリスクや負担を軽減する必要があります。
本ガイドラインを活用することでこうした課題が少しでも解消されることを目的としています。
ガイドライン掲載先
多度津町社会福祉協議会ホームページ内
更新日:2024年10月02日