麻しん(はしか)について
麻しん(はしか)の感染事例が報告されています
令和7年1月21日(火曜日)、東京都内で麻しん患者(検査診断例)の発生がありました。東京都の保健所が疫学調査を行い、患者の行動歴を確認したところ、麻しん患者が周囲に感染させる可能性のある時期に香川県内に滞在し、公共交通機関を利用していたことが判明しました。
麻しん(はしか)患者発生に関する注意喚起について(香川県のサイト)
麻しん(はしか)とは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
症状
感染すると約 10 日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3 日熱が続 いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、まれに、重い脳症を発症することもあります。先進国であっても 1,000 人に 1 人が死亡するといわれています。
麻しんを疑うような症状がある場合は、事前に医療機関に電話連絡の上、速やかに受診をしてください。受診の際には、感染を拡大させないようマスクを着用し、公共交通機関等の利用は控えてください。
麻しん(はしか)は ワクチン接種が予防に有効です!
麻しんは、麻しんウイルスが感染しておこる感染症で、発熱や発疹などが主な症状です。 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、日頃から麻しんのワクチン(一般的には MRワクチン)を受けていることが、予防に最も有効です。
- ワクチンを1回接種することで、95%の人が麻しんに対する免疫がつくと 言われています。
- 確実な免疫を得るためには、99%以上の人が免疫がつくと言われる 2回の接種がのぞましいとされています。
- 接種歴は、母子健康手帳で確認できます。
麻しん(はしか)の定期接種実施時期(MRワクチン)
1 回目:生後 12 月から生後 24 月に至るまでの間にある者
2回目:5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの
更新日:2025年01月31日