よくあるご質問
本籍と住所の違いは何ですか?
どちらも同じようなものと捉えがちですが、明確な違いがあります。
本籍
本籍とは、戸籍のある場所のことをいい、日本国内の地番がある場所であればどこでも置くことができます。戸籍とは、出生・死亡・婚姻・離婚・縁組などの身分や親族関係を登録・公証するためのものです。原則として1組の夫婦と同じ氏の未婚の子で編成されており、本籍地の市区町村で管理されています。
住所
住所とは、生活の本拠地を示すものであり、住民一人につき1住所となっています。住民票とは、現在の居住実態を登録・公証するためのもので、居住と生計をともにする世帯ごとに作られ、その市区町村で管理されています。
そのため、住所変更をしただけでは、本籍は変更されません。本籍を変更するためには、「転籍」の届けが必要になります。
筆頭者と世帯主の違いは何ですか?
筆頭者
筆頭者とは、戸籍の一番上に記載されている人のことをいいます。一般的には、婚姻により戸籍が作られているため、夫婦の場合は夫または妻が筆頭者になります。養子縁組をしない限り、祖父母が筆頭者になることはありません。また、筆頭者が亡くなっても、その戸籍の筆頭者は変わりません。
世帯主
世帯主とは、一つの世帯の中で生計を中心で担っている人のことをいいます。一人暮らしの場合本人が世帯主となります。祖父母と同居の場合、祖父母のどちらかが世帯主になっていることもあります。また、世帯主が亡くなった場合、世帯の誰かが代わりに世帯主となります。
※世帯とは、住所と生計をともにする者の集まりのことをいいます。同じ住所に住んでいても、生計が別であれば世帯を分けることもできます。生計を同一にしているかどうかが基準なので、一人世帯でも、祖父・祖母・父・母・子の三世代を一つの世帯にすることも可能です。
更新日:2023年08月28日