11月は「SIDS(乳幼児突然死症候群)対策強化月間」です
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは、何の予兆や既往歴もないまま、睡眠中に乳幼児が突然死亡してしまう原因不明の病気で、窒息等の事故とは異なるものです。令和6年には、51名の乳幼児がこの病気で亡くなり、乳児期の死亡原因の第5位です。
この病気の予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、病気の発症率が低くなることが分かっています。
1歳になるまでは、寝かせるときは、仰向けに寝かせましょう。
仰向けに寝かせた時より、うつぶせに寝かせた時方が、SIDSの発症率が高いことが分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見える仰向けに寝かせましょう。また、睡眠中の窒息事故を防ぐうえでも有効です。
できるだけ母乳で育てましょう
母乳で育てられた赤ちゃんの方が、SIDSの発症率が低いということが分かっています。ミルクがSIDSを引き起こすわけではありませんが、母乳で体重が順調に増えているのであれば、できるだけ母乳育児にトライしましょう。
たばこをやめましょう
たばこは、赤ちゃんにとってSIDS発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなり、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。




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更新日:2025年11月04日