4月2日は「世界自閉症啓発デー」、4月2日~8日は「発達障害啓発週間」です
毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。また、日本では「世界自閉症啓発デー」からの1週間を「発達障害啓発週間」と定め、自閉症をはじめとする発達障害について多くの人たちに広く知っていただく機会としています。
自閉症をはじめとする発達障害は脳機能の障害とされていますが、なぜ脳機能障害が起こるのかということははっきりとしていません。発達障害は周りの人から見るとそれが障害とはわかりにくい場合も多く、「努力が足りない」「わがままだ」「親の育て方が悪い」などと思われてしまい、理解されにくい障害です。
発達障害のある人は、いろいろな「苦手」や学校生活、社会生活でのたくさんの「困り感」を持っていることがありますが、まじめで純粋、得意なことやいいところをたくさん持っています。周囲の正しい理解と適切なサポートが必要です。
こんなことが苦手です
- 他人の気持ちや感情を理解すること
- 新しいことを学習すること
- 一般的に常識とされることを身に付けること
- 人混み、大きな音や光
こんな特徴があります
- 1対1で話されるとわかるが、大勢の中では話の内容がよくわからない
- じっとしていられない
- 同じ間違いを何度も繰り返してしまう
- 忘れ物や物をよく無くすことが多い
- ゲームの勝ち負けに強いこだわりがある
どんな接し方がいいの
- その人が理解できる言葉を使い、写真や絵を添えて説明する
- どのようにすればいいのか、できるだけ具体的に伝える
- 抽象的な表現を避けて短い表現で伝える
- 人混みや大きな音や光などの刺激が少ない安心できる環境を整える
備考
何が苦手でどのように工夫すればいいのか、どうサポートすればいいのか、気になることがある方や家族のことで困っている方はお気軽にご相談ください。
- 健康福祉課(0877‐33‐1134)
- 香川県発達障害者支援センターアルプスかがわ(087‐866-6001)
更新日:2022年03月15日